紫蘭の想い

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<<   作成日時 : 2009/12/19 23:44   >>

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 日本の大学の単位制度はアメリカの制度に習ったものである。1時間の講義に対して自宅学習を2時間、合計3時間の授業を15回(授業15時間、自宅学習30時間、合計45時間)で1単位とするものである。しかし、予習と復習のことはあまり考えられることなく、単位の安売りが行われている。さらに、本来は2単位は2時間x15回の講義30時間と60時間の自宅学習、合計90時間の学習が必要であるのたが、多くの大学では90分の授業15回(授業1.5x15=22.5時間、自宅学習45時間、合計67.5時間)で2単位と激安売りがされている。
 したがって本来の単位制では、1日に90分授業が4コマあれば、1日のうち6時間が授業時間に、その倍の12時間を予習復習に当てることになる。1日は24時間しかないので、残りの6時間が睡眠や食事などの時間である。現実的には、こんな生活は成り立たないはずである。
 最近、キャツプ制と言って、半期に取れる単位を20単位に限定するのが一般的になってきている。単位制の考え方を忠実に守れば、週に10講義20単位が妥当なところで、この場合授業に費やす時間が15時間、自宅学習が30時間、合計45時間である。これは、一般的な一週間の労働時間に見合う数字である。
 多くの学生は、自宅学習のために確保されなければならない30時間を、遊びとバイトに費やしている。日本の大学教育は、制度と実態が完全に乖離しているのが実態である。入るのは難しいが卒業するのは簡単、入るのは簡単だけれども勉強しないと卒業は難しい、という日米の大学の違いは、日本では単位制が間違って運用されている所にある。
 最近 文科省もあまりにも勉強しない大学生の実態に危機感を持ったようで、出口管理と言うことが盛んに言われるようになり、一定のレベルに達した学生だけを卒業させるような方向に、教育政策が向いてきている。しっかり勉強した学生だけを卒業させ、卒業生の質保証をしようとするものである。ちゃんと勉強しない学生は卒業させないのが一番簡単な方法であるが、卒業の難しい大学には学生が来ないため、倒産することになる。また、卒業できる学生の割合(教育の効率)が、大学の評価にもなっており、卒業できない学生を増やすことは難しい。
学生に勉強をしなければならないように、木目細かな指導をするには、人的資金的な木目細かな対策がされれなければならない。予算を削減した上での話では、なかなか実効は上がらない。ニワトリとタマゴの関係ではないが、大変な時代になったものです。

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